顧客の健康へ寄与する

〈HERENESS〉のミッション、それは「体を動かすことの喜びを少しでも多くの人に伝えること」です。私たち自身が体を動かすことによって、人生がポジティブに変化し、より良く生きるためのツールを手に入れることができたと実感しているからです。

私たちがこだわったのは着心地です。身体を動かすことは、一部の人が想像しているような苦行ではなく、気持ち良いと感じてこそ続いていくものだからです。スポーツの競技性や競争、それに求められる機能性にとらわれず、顧客が身体を動かすことを好きになり、継続していくために〈HERENESS〉のウェアは存在します。顧客のスポーツライフを着心地からサポートするのです。

実際に顧客からは「ポリエステルのひんやり感がなくてよい」、「着心地が良いから走り始めるハードルが下がった」、「スポーツをしたいが化学繊維に抵抗があった。〈HERENESS〉ならばストレスがない」などのフィードバックをもらっています。

素材と環境について

HERENESSは、スポーツアパレルの常識を変えるために立ち上がりました。これまでのスポーツウェアの歴史は石油由来の化学繊維と共にありました。ポリエステルは吸湿速乾性が、ナイロンは丈夫さが、ポリウレタンはストレッチ性が重宝されて、多くのスポーツウェアはこれらの素材を使うことが常識となっています。

スポーツウェアの化学繊維使用率は62%
そのうち再生素材使用率はわずか13%
植物ベース化学繊維使用率は1%以下
ウール素材使用率は1%

Materials

私たちは、ウールをはじめとした天然繊維の機能性と着心地の良さに着目し、それを現在の技術と組み合わせることでスポーツウェアを石油依存から解き放ちたいと考えています。HERENESSの主力製品はウールTシャツですが、非常に薄い糸を編み上げているため速乾性が高く、ウールの調温機能を最大限に活かします。こうしたウールやコットンにおいても当然、責任ある生産者からの調達にこだわっています。

HERENESSの天然素材使用率 42.3%
ウール素材使用率 33.72%
コットン素材使用率 17.72%

また化学繊維の機能性が求められる場合でも、出来るだけ石油由来のバージン素材を使わず、コストが増大してもリサイクル素材や植物由来の素材を優先的に選択しています。

HERENESSの再生素材使用率 21.3%
HERENESSのバージン石油由来素材使用率 46.58%
(2023年時点)

こうしたことを実現するために、素材探しと開発に多くの時間を割いています。例えば環境負荷が高いポリウレタンを廃しながら、スポーツウェアに必要なストレッチ性を確保するために、ポリエステルにストレッチ性を持たせた新素材を採用しています。また、魅力的でありながらバージン石油由来であった素材にはサプライヤーに働きかけ、再生素材におきかえるようお願いしています。これは生産ロットと素材単価が増すというデメリットがありますが、これに挑戦することで、他のメーカーも私たちの共同開発した再生素材を利用することができるようになる、サプライヤーが再生素材のニーズを理解するなどの波及効果があります。

 

配送について

私たちはプラスチックをできるだけ使用しないよう努めています。ビニール袋は生産工場からの納品の段階で排除し、在庫管理もビニールなしで行っています。汚れや破損がないよう倉庫では衣料用のクローゼットを使って在庫しています。また、オンラインでの直販のHERENESSでは不要な下げ札を用いず、品質表示タグにバーコードを印刷して管理を行っています。

顧客に配送する際にも、ビニールを使用せず、オリジナルボックスに直接梱包しています。オリジナルボックスはリサイクル率の高い段ボールを使用しています。

 

取り組みの発信

こうした私たちの取り組みは、製品やブランドに紐付くメディア(元々、メディア事業から始まった私たちの得意分野です)を通して、消費者に共有しています。また、製品ページには必ずサステナブルな取り組みに関する記述を行っています。

私たちの顧客は、スポーツを通して健康に気をつけている人たちです。彼らは当然、地球の健康にも敏感です。こうした顧客と共にスポーツウェアを通して気候変動の問題や資源の問題、環境汚染の問題に取り組んでいくためのプラットフォームがHERENESSなのです。

HERENESS

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